手術後1日目
酸素マスクなど、夜のうちに取れていくものもあり、少しずつ動けるようになる。
朝6時から飲水可能なので、待ってましたとばかり水を飲む。
シャワーはできないので看護師さんに尿管を抜いてもらい、体を拭いて着替えをする。
術後の辛いところ
(1)腹腔鏡手術はお腹に空気を入れながら手術をするので、空気がお腹から抜けるまで暫く起き上がるたびに内蔵がぐるんと動くような感覚がある。(2)お腹の空気が上に行くので、肩が痛くなる。
過去に腹腔鏡の手術の経験があったので予想していたけれど、思ったほどひどくは無かった。
昼からはほぼ米粒無しの全粥食。
柔らかいけれど、おかずも付いていた。
検査は採血のみ。
動けと言われてもこの日はさすがにトイレへの往復が精一杯だった。
手術の日
まだレルミナが残っていたので朝に飲む。
6時45分に看護師さんが来て血圧測定。
7時半頃顔を洗っていると執刀担当の先生が来て今日の手術よろしくお願いしますとご挨拶。
朝食はないので周りの匂いだけでガマン…
いつも診てくれている先生が来て、手術は13頃の予定と言われる。昼ごはんは匂いをかいでガマンかあ…
でも4人部屋のうち2人が朝に退院。
昼ごはんの匂いも1人分で助かった。
10時に点滴が入る。
12時に手術着に着替えて待っていると、看護師さんに連れられて手術室まで徒歩で移動。
部屋が違い、扉の前で確認。どうもワンフロアに手術室がいくつかあって迷うらしい。
目的の手術室に着くと名前と生年月日の確認をして入室。
先生に挨拶しながら手術台に寝て色々見ようとするけれど、麻酔が入ったらすぐ眠ってしまった。
おそらく3時間くらい経ち、気がついたら病室。照明の明かりで明るいけれど時刻は判らない。まだ麻酔が効いていてぼんやり寝たり目が覚めたり。
酸素マスクを付けられ、腕には点滴、指に酸素濃度を測るクリップ、足には血栓防止の空気が出たり入ったりするクッション?を巻かれ、尿の管も入っているからトイレの心配はないけれど、体が動かせない状態が翌日の朝まで。
何時か分からないまま看護師さんに眼鏡を取ってもらったら、自分でしまうことができずに朝まで眼鏡掛けてました。とほほ。
入院の日(2)2022年7月
病棟の説明後、ベッドに案内してもらうとまず下剤がやって来ました。親指くらいの大きさの容器に入った液体を紙コップにチューっと出して一気に飲み干します。
通常便通改善に1滴単位で使うものだから、直ぐ効いて来るのかと思い早めにシャワーを済ませてみたけれど、午前11時に飲んで効き目が出たのが夜中の3時と朝6時半の2回でした。
手術前日は昼と夜、お粥と具のない汁の食事(注腸食)が出ました。味の薄いメニューだったので、お粥に付いていた鯛味噌がとても美味しく感じられました。
麻酔科の先生が来て痛み止めの説明。手術後点滴と座薬の痛みが入るけれど、痛くなったらナースコールしてくださいとのこと。
腹腔鏡手術なので、入院前におヘソの掃除をして来てくださいと言われるけれど、この日も看護師さんがオリーブオイルと綿棒の入った紙コップを持ってきてくれました。
担当の先生や看護師さんが来る以外は割と暇だったので、持って来た小説を読んで過ごしました。
入院の日(1)2022年7月
2022年7月6日(47歳)手術の1日前に入院。
10時までに受付を済ませて夫と病棟のエレベーター前でお別れ。コロナ禍でお見舞いはできなかったので退院までは1人でした。
部屋は無料のワンランク上が8000円の部屋だったので、なんとかお願いして無料の部屋にしてもらった結果、婦人科病棟ではなく、糖尿病治療の病棟に間借り状態での入院になりました。
パジャマとタオルはレンタルにしたので荷物は少なくて済みました。
持って行って良かったものは
延長コード(1m4口くらい USBの差込口もあると便利です)
大きめの洗濯バサミ(机につけておくとマスク掛けになって便利でした)
ワイヤレスイヤホン(夜眠れなかったので、ラジオを聞いていました。クリップ型の方が耳を圧迫しなくて良かったかな?)
パックジュース(近くの自販機には果汁100%ジュースが無かったので、食後やおやつ時間に常温保存できるものを少し持って行きました)
のど飴(手術の麻酔が切れて来ると喉に挿管していたところの炎症で咳が出ます。コロナ禍でトローチが在庫切れで処方してもらえなかったので院内のコンビニで買いました)
やや大きめの踵の踏めるスニーカー(入院した病院がスリッパ、クロックス禁止だったので、脱ぎ履きし易いスニーカーは重宝しました)
ゆるい下着(使い古している物が以外と手術後の辛い状況でも脱ぎ着し易くて役に立ちます)
レルミナと当帰芍薬散
2021年12月28日 生理を止めて子宮筋腫を小さくする薬「レルミナ」(薬価は当時1ヶ月分9000円)をとりあえず1ヶ月分処方されました。
重大な副作用の主な初期症状として 気分が憂鬱になる、思考力の低下、食欲不振、倦怠感など
これを抑えるために「当帰芍薬散」という漢方薬が処方されました。
(2ヶ月後、元気が出ないと言ったら「補中益気湯」に変わりましたがあまり変化はありませんでした)
毎日同じ時間に飲むように言われたので、昼食前に飲むようにしました。
1ヶ月後の生理は2日ほどありましたが、それ以降は全くありませんでした。
上に書いたような副作用は漢方のおかげか出ることはなかったのですが、更年期にあるホットフラッシュが出てきました。
イラッとくると暑くなる、スマホを触っていると暑くなる。寝ていてもなぜか暑くなるので、真冬でも足を布団から出し、冷たい床に足を付けて暑さを調節していました。
東京の病院 2021年12月
2021年12月7日、また紹介状を持って東京の病院へ、この頃が一番体調が良くなかったので、電車に1時間近く揺られて行くのが(特に朝の通勤ラッシュ)辛かったのですが、いつもとは違う環境に身を置くのも気分転換には良かったです。
12月23日にMRI検査。
検査着に着替え待っていると、検査室から呼ばれ中へ入り耳栓をもらって横たわります、機会が体の上に動き検査が始まるとブザー音がやたらうるさい状態でした。
最初は造影剤無し、次に看護師さんがやって来て造影剤の注射を腕に打たれ、またMRI撮影をして終了。
12月28日検査結果を聞きに行く。
子宮筋腫は10センチくらい。筋腫の一部に粘性のある変性が見られる。悪性の可能性は低いが、薬で小さくならなければ悪性かもしれないので、最大半年薬で様子を見て手術を決める。前の病院で行ったがん検診は異常なしだがこれでは詳しく判らない。…ちょっともやもやする結果でした。
その月の生理は1週間経ち終わるかと思いきや、さらに1週間常に大きいサイズのナプキンが必用な日が続き、このタイミングで病院にかかっていて正解だったと思います。